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愛知岐阜三重
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会社を設立し、事業を行うためには資金が必要です。そのための資金の集める方法をご紹介致します。
自己資金
一番確実でリスクの少ない方法は自己資金を会社の設立、事業に充てることです。例えば会社に勤める給与所得者が、独立開業をしようとする際には、給与からあらかじめ割合を決めて開業のための貯金を行うなど、計画的に自己資金を貯められると良いでしょう。
クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、新事業や新サービスの開発ために必要な資金をインターネット上で募ることが出来る方法です。その融資者に対して何かしらのメリットをお返しする前提で資金を募ります。
このメリットの内容によりクラウドファンディングは寄付型、購入型、金融型に区分することが出来ます。
寄付型とは、資金を募ることのできる団体をNPO法人や学校法人などに限定しており、融資を行った人は所得税法上の寄付金控除を受けられるメリットがあります。また寄付金控除が受けられる寄付先の団体は限られていますが、寄付金控除が適用出来ない団体からはお礼の手紙や写真などを受け取れる場合があります。
購入型とは、融資を行った人は後日に募った団体より先行割引で商品を購入することや特別会員権などのサービスを受けられるメリットがあります。購入のための前払いを行っているものと同じ性質をもちます。
金融型とは、融資を行った人は後日に募った団体より配当を受けられるメリットがあります。これは募った団体の経営成績によって利回りが異なるため、投資の性質をもちます。
クラウドファンディングの利用方法は、クラウドファンディングのプラットホームを比較して自身にあったサイトに登録を行います。そして事業計画をサイトに入力し、サイト側の審査に合格をすれば、インターネット上に掲載がされます。
クラウドファンディングのメリット
クラウドファンディングのメリットは以下のような点が挙げることが出来ます。
- クラウドファンディングを行うための自己資金、必要な資格や事業経験は無いため、誰でも資金を募ることが出来ます。
- クラウドファンディングを行うことにより、事業開始前でもその事業の宣伝をすることが出来ます。
- クラウドファンディングの融資者に対して、募集時に約束したメリットについては果たす必要はありますが、資金の返済や定期報告は不要です。
- クラウドファンディングの融資者はその企業理念や事業計画に賛同しての出資であるため、そのクラウドファンディングの目的を達成した後も、融資者を会社の顧客として見込むことが出来ます。
クラウドファンディングのデメリット
クラウドファンディングはデメリットもあります。以下のような点が挙げることが出来ます。
- 事業の経営理念や将来性に共感出来る人に対して資金を募るものであるため、確実に必要な資金が集められるとは限りません。
- 助成金や補助金よりも資金の集まるスピードは遅いです。
助成金
助成金とは国や公共団体から受け取ることの出来る、原則的に返済不要の資金です。会社の設立時には中小企業庁が支援する創業補助金や事業開始後も厚生労働省が支援する従業員に対するキャリアアップ助成金などがあり、これら国の機関のみならず、都道府県や市区町村ごとに異なる地域活性化のための補助や助成が受けることが出来ます。
助成金のメリット
助成金のメリットは以下のような点が挙げることが出来ます。
〇原則的に返済が不要です。
〇助成金による収入は使い道が国や公共団体から指定されることがありません。
〇助成金を受け取れる会社ということで対外的な信用力が高まります。
助成金のデメリット
助成金はデメリットもあります。以下のような点が挙げることが出来ます。
✖助成対象となる費用は先に支払い、後から資金を受け取ることの出来る後払いの助成金が多いです。
✖助成金は各支援団体の予算により上限が定められています。助成金の申請内容や時期によっては助成金を受け取ることが出来ない場合があります。
✖助成金の募集時期や申請期限がそれぞれに定められています。その期間内に申請を行わないといけません。
✖助成金の申請のための専門知識が必要です。
融資
融資とは銀行や信用金庫などからの借入金で、返済を必要とします。会社の設立時には創業融資という枠で平常の借入よりも低い利率や担保が不要な場合が多くあります。
融資のメリット
融資のメリットは以下のような点が挙げることが出来ます。
〇銀行や信用金庫などの他のサービスを受けることが出来、経営相談や顧客の紹介を受ける事が出来る場合があります。
〇多額の資金を一度に受け取ることが出来ます。
〇創業時の融資であれば、平常の借入よりも低い利率や担保が不要などの優遇措置が受けることが出来ます。
〇金融機関によっては支店やATMがあり、機関としての利便性が高いです。
融資のデメリット
融資はデメリットもあります。以下のような点が挙げることが出来ます。
✖返済期限が定められています。
✖利息の負担があります。
✖銀行や信用金庫などの担当者により審査や限度額の基準が異なる場合があります。
✖審査内容が煩雑で融資依頼から融資実行までに時間がかかる傾向があります。
✖大手銀行は大企業に対しての融資が多いため、設立時に融資を受けるには大手銀行は不向きです。
親、親戚などから援助を受ける
事業内容について親や親戚など身近な人の理解や協力を得ることが出来れば、その人より資金を貰う、あるいは借りることもひとつの方法です。
援助のメリット
援助のメリットは以下のような点が挙げることが出来ます。
〇交渉により条件を定めることが出来、返済期日や援助金額に融通が効く場合が多いです。また審査もありません。
〇返済を要さない援助を受けることも出来ます。
〇親、親戚等からの借入は金融機関や状況により自己資金とみなされる場合があります。自己資金は多額であるほど、融資を受ける際は多額の融資を受けやすくなります。
〇親、親戚等の事業活動への協力を得ることが出来る可能性があります。
援助のデメリット
援助はデメリットもあります。以下のような点が挙げることが出来ます。
✖援助の金額によっては贈与税の課税対象となります。
✖事業への参加の要求や、内容に対し不必要な助言を受ける場合があります。
✖資金繰りが悪化した場合に、事業のみならず親族との関係が悪化する場合があります。
まとめ
以上のように、資金を集める方法はいくつかあります。原則は自己資金により会社の設立、事業の運営を行えることが最良の手段です。しかし自己資金が十分に準備出来るまで会社の設立を待つだけでは、設立に適した機を逃してしまう恐れや、自己資金を貯めることに奔走し設立に対する準備が疎かになってしまうことも考えられます。
このように自己資金の準備が十分に出来ない場合は、クラウドファンディングや融資など他の手段をもって自己資金を集めることも有効な策となります。これらの手段によっては専門知識や作成に労を要する書類の提出が必要となります。どの手段が会社にとって最も有効であるか、どのような書類を作成すれば良いかなど、弊社では様々なご相談をお受けいたします。これまでも審査が必要な創業融資などに成功している実績が数多くございます。
設立に関する資金に関してご相談等こざいましたら、何でもお気軽にご連絡を頂ければと思います。
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